入院診療
埼玉療育園では、肢体不自由児(者)、重症心身障害児(者)の看護と療育を行っており、障害者施設等入院基本料10:1、療養病棟入院基本料Ⅰの基準による看護体制を敷いています。また、医療安全対策や院内感染防止対策に積極的に取り組むことで、利用者様の安全と健康維持に努めております。近年、当園でも重症の利用者様が増加傾向にあるため積極的に研修や勉強会を行い職員全体の資質の向上に努めています
看護課
看護課では、利用者様が快適な日々を過ごすため、健康管理に努めています。
経管栄養や胃瘻チューブ、カニューレ等の管理はもちろんの事、医師やその他の科と連携をし、利用者様がより良い生活を送れるよう支援します。
- 主な業務(経管栄養)
経管栄養の準備や滴下をします。
また管理栄養士と連携し対象に合った内容を提供できるよう相談したりします。
(胃瘻チューブ、気切カニューレ)
月に数回上記の交換をしています。
他の病院の医者が来園され、物品の準備や安全に交換が出来るよう援助します。
(その他業務)
採血 点滴、内服管理、皮膚処置 外部受診付き添い生活支援等行っています。
育成課
育成課では日常の生活支援業務にとどまらず、幼児期、学齢時期に基礎的な能力が身に付くように、
個々の発達状況に合わせた養育・保育・教育を行うとともに余暇活動の支援を行っています。
- 生活支援
日課表に基づいた生活リズムづくりや利用者一人ひとりの年齢や発達状況に応じて、集団や個別での活動を効果的に組み合わせた支援を行っています。
- 行事・余暇活動
利用者が日常生活を楽しめるように行事や余暇活動を充実させています。
余暇活動では近隣への散歩や外気浴、映画鑑賞やカラオケ大会、スポーツレクリエーションやなど多彩なメニューを用意しています。
- 保育活動
幼児期の利用者が基礎的な能力を身につけ、心身が健全に発達するように保育活動を行っています。基本的なあいさつや返事の練習、散歩や音楽活動などの集団的活動、個々の状況に合わせた遊びや運動、作品制作など工夫を凝らして行っています。
- 学生支援
当園は埼玉県立熊谷特別支援学校と連携し小学生から高校生の学校生活をサポートしています。通学が可能な利用者はスクールバスでの登校、通学ができない利用者には園内で訪問による授業が受けられるよう支援を行っています。
育成課1日の流れ
リハビリテーション科
リハビリテーション科では病棟職員とも協力して、生活スキルの向上や機能維持、生活の質の向上を目指します。
- 理学療法
座る・立つ・歩くなど体を動かす練習や、安楽な姿勢と呼吸で過ごせるよう、支援を行います。また、個々に合わせて、靴や車いす作成のお手伝いも行います。
- 作業療法
作業や活動を通じて、より充実した生活を送るための支援を行います。
活動目的に合った姿勢や道具の工夫をすることにより、生活の質の向上を図ります。
- 言語聴覚療法
ことばやきこえ、コミュニケーション、摂食・嚥下の評価を行い、生活の充実を目指した支援を行います。
- 心理療法
心理検査による発達や情緒の課題への評価を行います。
評価に基づき心理療法を行い、課題解決への援助をします。
- 音楽療法
音楽活動を通じて、運動機能や認知面の発達を促します。
音楽をコミュニケーション手段として使い、他の方々と一緒に音を作りだして繋がりを感じていただきます。音楽によるストレスの軽減や精神面の安定を図ります。